米大リーグで１年目のシーズンを終えたドジャースの前田健太投手（２８）が２７日に帰国し、「もちろんうまく行かないこともあったが、メジャーでいい経験ができ、いい１年になった」と満足そうに振り返った。

同日早朝、東京に帰国。「今は野球を離れ、日本を満喫したい」と重圧から解放されて表情も緩んだ。
「温泉にも入りたい。あまり遠出はせず、近場でゆっくりするつもり。米国でも遠征先ではよく日本食を食べていたが、やはりこちらの方がおいしいので、マツタケとか食べたいですね」と笑みを浮かべた。

ただ、まず気になるのは、昨年までの広島のチームメートが戦っている日本シリーズの行方だ。
「広島が優勝し、『自分がいない方が強いのかな』なんて思ったりもしたが、カープの選手も自分の（大リーグでの）プレーを見てくれていたようで、お互い刺激になりました」
と古巣の２５年ぶりのセ･リーグ制覇に喜びいっぱいだ。

日本シリーズは第６戦以降、広島に戻ることが確定しており、「ここからが勝負。またホームに帰れるし、頑張ってほしい」とエールを送る。
「現地に行くのは難しいかもしれないが、行きたい気持ちもある。どうしようかな、考えます」。球場に行かない場合もライブ中継を見ながら声援を送るつもりだ。